現在、実質的な意味で競馬の世界で好き勝手をやっているのは業界最大手の社○グループである。
最初は決して飛びぬけた存在ではなかったが、ノーザンテースト、トニービン、サンデーサイレンスと傑作種牡馬を次々と手に入れ、揺ぎ無い実績を積み上げ少しずつだが、確実にその地位を高め、種牡馬ビジネスにおける傑出した実績には他を黙らせるパワーを身に着けてきた。
そして、倒産が続く牧場を次々に買い取り事業拡大と共に、一口馬主のクラブ事業の拡大、そして親族による所有馬と今やどんなレースでも社○グループと関係がある馬が必ず一頭は出走している程。

また、GIを初めとする重賞での占有率も高く、一見馬主欄の名前が社○関係ではなくても、共有所有者(ダイワメジャーやコイウタ等が有名)として幅を利かせて、まさにやりたい放題の状況といっても過言ではなく、厩舎は元よりJ○Aさえ、社○に対して歯向かえない状況になっているのだ。

この状況が何を生むか?もちろんそれは自分達に利益をもたらす為に色々な工作ができるという事なのだ。
「ある血統の馬を売り出したい」と考えれば、その血統馬を重賞で勝たせたり、好走させたりと評判を上げ「値を吊り上げる」なんて事はお手の物。
07年のNHKマイルのピンクカメオ(フレンチデピュティ産駒)や、06年の同じくNHKマイルで勝ったロジック(アグネスタキオン産駒)がいい例だ。
それまで、その産駒の馬が活躍していない所へ、セレクトセールや庭先取引が盛んになる少し前にGIを勝たせ、認識を一変させ値崩れを防ぐのだ。
これは、一口馬主でも同じで新規会員募集の為、集まりの悪い馬を満口にする為にと様々な裏工作を行っている。
自分達親族の持ち馬さえ、その為には駒にするという非情ささえ兼ね備えているのだ。

しかし、猛威を振るったSSはすでに亡く、第2世代に移り変わった。とはいえ、SS後継の有力種牡馬、アグネスタキオン、スペシャルウィーク、フジキセキ、ダンスインザダークなどの主だったものはすべて社台グループが所有している。
しかも、そろそろあのディープインパクトの仔がデビューするからSS系はまさに社台一色といえる。
他の系統の種牡馬も社台系の独壇場だ。
SS、トニービンと並ぶブランド種牡馬ブライアンズタイムが高齢のためかつての輝きをなくした今、SS系以外の有力どころはジャングルポケット、タニノギムレット、シンボリクリスエス、クロフネといったあたりだが、そのいずれもが社台スタリオン所有。しかも、少し前まで脅威になりつつあったダーレーにしても、ドバイのバブル崩壊とともに日本競馬から引きつつある構えを見せているから、さらに寡占状態が続くのは間違いない。
となると、更なる影響力行使が行われ、横車の押し放題になるのも自然な流れ。当分、社台の天下は揺らがない。

今の競馬(特に重賞)は、この社○グループの思惑を知らずして勝ち続けるのは出来ないといっても過言ではない。「美味しい馬券生活」の中でも触れているが、私はこの社○グループの思惑を知る立場にいる。それが、私が高い確率で馬券を当てられる理由でもあるのだ。
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